
音声入力に慣れてしまうと楽すぎて
ChatGPT、Codexでは使いまくっているのですが、
ふと、録音データはどこに保存されてるのだろう、と思って調べてみました。
Codexの設定画面の「音声」では、
「最近の録音は直近20件までデバイスに保存される」
という表示があるけど、それなら
「20件を超えて画面から消えた録音は、ファイルとしてはPCに残っているの?」と。
もし音声ファイルが削除されずに残っていくなら、
これまでしゃべりまくっていたデータがPCのストレージを圧迫してしまう。
そこで、Codexに調査してもらいました。
※この記事は2026年9月27日時点の私のWindows環境で確認した内容です。
Codexのアップデートによって仕様が変わる可能性があります。
Codexの録音データの保存場所
私の環境では、Codexの音声入力履歴は次の場所に保存されていました。
C:\Users\ユーザー名\.codex\dictation-history
録音履歴はぴったり20件。内訳は
- 音声の分割ファイル .chunk:125個
- metadata.json:20個
が保存されていました。
合計容量は、
9,255,759バイト(約8.83 MiB)
メタデータ上では、音声形式は WebM / Opus となっていました。
20件を超えた録音はどうなる?
ここが一番気になっていたところ。
自動的に削除されるのか確認したところ、
Codexでは20件を超えた古い録音データは、
履歴画面から表示を消すだけではなく、対応する保存フォルダ自体を削除する
という処理になっていました。
処理のタイミングとしては、
- Codexの起動時
- 新しい録音を追加したとき
- 録音を終了したとき
などに実行されているようでした。
しゃべればしゃべるほど、
音声ファイルが無制限にPCへ蓄積していく仕組みではなくて、
ホッと安心。
録音を自分で削除することもできる
Codexの直近20件の録音は、
設定 → 一般 → 最近の録音 → 各録音のメニュー →「録音を削除」
の順で個別に削除することもできます。
録音をPCに残しておきたくない内容の場合などは、
設定画面で削除が可能。
.codexフォルダ内のファイルを直接削除する方法も考えられますが、
設定ファイルなど別のデータも含まれているため、
基本的にはアプリ内の削除機能を使う方が安全だと思います。
CodexとChatGPTでは音声データの扱いが違う
ちなもに、Codexの音声入力とChatGPTの音声機能では、
確認できる保存方法が異なります。
音声データ保存について調べた内容がこちら。
| 場所・機能 | 現在確認できる扱い |
|---|---|
| Codexの端末上の録音履歴 | Windows上に直近20件を保存。20件を超えた古い録音は、履歴表示だけでなく対応する保存フォルダも削除される。自分の環境で確認 |
| Codex → OpenAIへ送信された音声 | Codex固有の音声保持期間や削除タイミングについて、公式資料では確認できず |
| ChatGPTの音声入力(マイクアイコン) | 録音音声は文字起こしのためOpenAI側へ送信され、チャット履歴に含まれている間は関連する音声も保持される。チャット削除後は、例外を除き30日以内に削除 |
| ChatGPT Live / Advanced Voice | 音声クリップは30日間保持。チャット削除時も、関連クリップは原則30日以内に削除 |
| ChatGPT Record | 音声ファイルは文字起こし後に自動削除。文字起こしや生成された内容は通常のチャットと同じ保持ルールに従う |
ChatGPTの音声入力はOpenAI側にも保持される
ChatGPTでマイクアイコンを押して使う通常の音声入力では、
録音した音声は文字起こしのためOpenAI側へ送信されます。
OpenAIの公式ヘルプでは、
その音声はチャットがチャット履歴に含まれている間は保持される
と説明されていました。
チャットを削除すると、
関連する音声クリップも原則30日以内に削除されます。
ただし、
- セキュリティ上または法的な理由で保持が必要な場合
- モデル改善のための音声共有を有効にしていて、
すでにアカウントとの関連付けが解除されている場合
などは例外みたいです。
モデル改善のために音声を共有するかどうかは、
ChatGPTの「データコントロール」で、オン・オフを選べます。
私は「オフ」にしています。
Live / Advanced Voiceは扱いが少し違う
ChatGPTのLiveやAdvanced Voiceも、通常の音声入力とは別の扱いです。
OpenAIの公式ヘルプでは、
音声クリップについて30日の保持期間が定められていて、
チャット削除後も原則30日以内に削除されるとしています。
通常の音声入力と似ていますが、
機能ごとに音声データの扱いが少しずつ違うため、
「ChatGPTの音声はすべて同じ保存方法」とは限らないです。
Liveもすごく便利で、
つい踏み込んだ内容をいろいろ会話してしまいがちなので、
30日経てば削除されるのは助かります。
Recordモードは文字起こし後に音声を削除
ChatGPT Recordでは、さらに扱いが違います。
Recordで録音した音声ファイルは、
文字起こしが完了した後に自動的に削除。
その後に残る文字起こしや生成された内容については、
通常のチャットと同じ保持ルールが適用されます。
このように、「ChatGPTの音声」は、
- 通常の音声入力
- Live / Advanced Voice
- Record
- Codexの音声入力
の種類によって保存方法や保持期間が異なっています。
ローカルから削除=OpenAI側から削除、ではない
Codexの音声入力は、
録音した音声は文字起こしのためにOpenAI側のモデルへ送信されますが、
Windows上には直近20件の録音履歴もローカル保存されています。
なので、Codexの音声入力には、
- PC上に保存される録音履歴
- 文字起こしのためOpenAI側へ送信される音声データ
の2つがあります。
PC上の録音履歴については、
20件を超えた古い録音が自動的に削除されることを確認できました。
ただ、OpenAI側へ送信されたCodexの音声について、
どのくらいの期間保持されるのかは、現時点では公式でも確認できなかったんですよね。
なので、
「Windows上の録音が削除された=OpenAI側の音声も同時に削除された」
というわけではないのでモヤっとしています。
今回わかったこと
Codexの音声入力について、Windowsの環境では次のことが確認できました。
- 録音履歴は .codex\dictation-history に保存される
- 最近の録音は20件まで保存される
- 20件を超えた古い録音は、表示から消えるだけではなく保存フォルダも削除される
- 録音データはWebM / Opus
- 設定画面から録音を個別削除できる
- 音声データが無制限にローカルへ蓄積する仕組みではない
- ChatGPTの通常の音声入力は、文字起こし後も音声データが一定期間OpenAI側に保持される
- ChatGPTのLive / Advanced Voice、Recordでは、それぞれ音声データの扱いが異なる
- Codexについては、OpenAI側での保持期間までは公式資料で確認できない
音声入力は便利なのですが、
「録音した音声は保存場所は?」というところは意外と分かりにくいです。
今回確認した範囲では、
少なくともCodexのローカル容量については、
使えば使うほど増え続ける仕組みではないことが分かりました。
あとで「どうだったっけ?」となりそうなので、記録として残しています。
参照
- OpenAI Help Center「音声入力 – FAQ」
https://help.openai.com/ja-jp/articles/12168547-voice-dictation-faq - OpenAI Help Center「ChatGPT 音声モード」
https://help.openai.com/ja-jp/articles/20001274-chatgpt-voice - OpenAI Help Center「ChatGPT Record」
https://help.openai.com/en/articles/11487532-chatgpt-record
