この記事は、
「shopifyのサイト準備中にmailchimpのnewsletter(メルマガ)フォームを設置したら、オープンしてもいないのに登録者が増え続けるのはどうして?」
と質問をいただき、フォームから登録されてしまう原因と対策を説明しています。
アクセスが少ないのにnewsletterフォームから登録者が増え続ける原因
アップしたばかりのウェブサイト、OPENしたばかりのオンラインショップで、まだアクセスも少ないのにnewsletterの登録者数が突然増えるのは、スパムボットの仕業です。
このスパムボットは、ウェブサイト上の問い合わせフォーム、newsletter登録フォームなどを巡り、自動的(勝手に)にフェイクのメールアドレスを登録していきます。
これが、準備中やオープンしたばかりのショップにnewsletterフォームを設定した後に、どんどんメルマガ登録者が増えていく原因です。
では、shopifyの埋め込み型のnewsletter登録フォームから、スパム登録を防ぐ4つの方法を説明します。(mailchimpを例にしています。)
スパム登録の対策方法
残念ながら、スパムボットを完全にブロックする方法はありませんが、 mailchimpを使って対策する方法などを4つご紹介します。
1. reCAPTCHA を設定
mailchimpは、reCAPTCHAを有効にするだけで簡単に設定することができます。
設定方法は、
mailchimpの管理画面のメニュー「 Audience 」をクリック。
↓
「 Current audience 」から該当の 「 Audience 」 を選択。
↓
右側の「Manege Audience」のプルダウンメニューから「Setting」を選択。
↓
画面が切り替わったら、緑文字の一番上
「Audience name and defaults」をクリック
下のような画面が表示されたら「reCAPTCHA」のボックスにチェックを入れてください。

チェックを入れたら、この画面の一番下までスクロールして「 Save Audience And Campaign Defaults」をクリック。
これで、reCAPTCHAの設定は終わりです。
実際の登録フォームではこのようになります。

ダミーで「info@sample.com」と入力して「Subscribe」 をクリックすると、 下の画像のようにreCAPTCHAのチェックボックス画面に切り替わります。

この画面でボックスにチェックを入れて、もう一度「Subscribe」をクリックすると、メルアドが登録されます。
shopifyのトップページに設置している埋め込み型newsletter登録フォームに、このreCAPTCHAをつけたあと、スパム登録とスパムメールが激減しました。
2. ダブルオプトインを設定
mailchimpのreCAPTCHAにチェックを入れた同じ画面で、「ダブルオプトイン」の設定が可能です。
これは、登録フォームでメールアドレスが登録されると、登録者のメールボックスにURLを含む確認メールが届き、URLがクリックされるとメールアドレス登録が完了します。

reCAPTCHAと同様、人の手によってクリックされなければ登録されないので、スパムボットを防ぐことができます。
ですが、この方法はオンラインショップから登録者のメールボックスへいったん離れてもらわなければならないというデメリットもあります。
3. shopifyに埋め込みフォームを設置しない
「登録フォームを設置しない」という選択肢もあります。時々設置していないショップをみかけます。
shopifyには、カート内にニュースレターを受信するかどうかを選択できるチェックボックスがついています。

カート内でチェックを入れてもらうと、購入してくださったお客様のメルアドリストがshopify内に登録されます。(とても貴重なリストです!)
ただし、この方法だとmailchimpは 2019年3月22日以降shopifyと連携できなくなったので、他のアプリを使ってmailchimpと統合する必要があります。
4. アプリを使う
有料ですが、スパムボットを防ぐshopifyアプリもあります。
( reCAPTCHAを設置する前、あまりにもスパム登録が多かったのでインストールするのを検討していました。 )
まとめ
newsletter登録フォームからスパム登録を防ぐ4つの方法は
- reCAPTCHA を設定
- ダブルオプトインを設定
- shopifyに埋め込みフォームを設置しない
- アプリを使う
です。reCAPTCHAの設定でスパム登録は激減するはずですが、ショップによって対策方法は変わってくると思います。
オープン前のショップ編集であれば、【shopifyにパスワード設定機能を使って[COMING SOON]を表示させる方法】を使えば、登録フォームを隠すことができます。
この方法を使えば、安心して編集作業を行えるのでおすすめです。