
海外発送で荷物に張るラベル、「取扱注意」「われもの注意」「上積み禁止」「天地無用」「折曲厳禁」などのケアマーク英語表記を一覧にしました。
海外発送は、移動距離が長いため荷物も傷みやすく、日本の配送のように取扱が丁寧ではなかったりするので、「お客様に無事に届くのか心配…」ですよね。
海外販売歴は10年以上になりますが、こればかりは今でも発送するたびハラハラします。
お客様へお届けした荷物が保管期間切れで日本に返送された時など、ボロボロになった荷物の状態を見て唖然とした経験もあります。
海外オンラインショップで購入した本の角がつぶれていたり…(これはほんとにショックでした。)
そんな経験から、海外発送のときは「取扱注意」や「天地無用」などのケアマーク(注意ラベル)を、できるだけ目立つように貼るようにしています。
以前は、ポストカードなどの雑貨も取り扱っていたので、「DO NOT BEND(折曲厳禁)」のラベルを利用していたこともありました。
この記事では、海外発送の荷物に使える英語のケアマークを、用途別に一覧にまとめてみました。海外発送でどのラベルを貼ればいいのか迷われた時に、ぜひチェックしてみてください。
ケアマーク英語表記一覧【用途別まとめ】
■ 取扱・破損防止
・ HANDLE WITH CARE(取扱注意)

「Handle with care」は「取り扱い注意」の意味で、最もよく使われるケアマークのひとつです。
直訳すると「気をつけて取り扱ってください」という意味で、壊れやすい物や、丁寧に扱ってほしい商品を送るときに使います。
・ FRAGILE(割れ物注意)

「Fragile」は「壊れやすい」「割れやすい」という意味で、ケアマークとして海外でもよく使われています。
ガラスや陶器製品などを発送する際に貼るケアマークラベルです。
ちなみに、Fragile は人に使うと「華奢な人」などの意味になります。
・ DO NOT DROP(落下厳禁)

荷物を落とさないように指示するケアマークです。
精密機器や重量のあるもの、衝撃に弱いものを送るときには欠かせないケアマークです。
・ DO NOT THROW(投げないで)

海外では日本よりも荷物の扱いが荒いこともあるので、念のために貼っておきたいケアマークのひとつです。海外では荷物を投げて扱う場面も…!(よくSNSなどで荷物を玄関先に投げている動画を見かけます)壊れやすい商品にはぜひ。
・ DO NOT CRUSH(押しつぶさないで)

箱が上から押されて中身が潰れてしまうのを防ぐためのラベルです。
中身が潰れやすいものや、ふわっとした軽い商品を発送するときに貼っておくと安心です。軽量パッケージや形が大事なものにおすすめ。
・ DO NOT STEP(踏まないで)

日本は、海外と比較すると荷物の取扱が丁寧なのでこのようなケアマークラベルは見たことがありませんが、これは荷物の上に乗られたり、踏まれてしまうのを防ぐためのケアマークです。
小さめの荷物や軽い箱を送るときにも、念のため貼っておくと安心です。形が変わりやすい商品や壊れやすい荷物の上に乗られることを防ぎたいときに。
■ 向き・積み重ね・揺れ防止
・ THIS SIDE UP / THIS WAY UP(天地無用)

「天地無用」は、荷物を逆さまにしないように伝えるためのケアマークです。
英語では「This side up」や「This way up」と書かれ、上向きの矢印とセットで表示されていることが多いです。
液体のものや、箱の中身に上下の向きがある場合などに使われます。
・ DO NOT TUMBLE(揺すらないで)

荷物がひっくり返されたり、傾けられたりしないように注意を促すケアマークです。
液体や精密な部品が入っている場合など、中身がデリケートな荷物に使われます。
・ DO NOT STACK / DO NOT DOUBLE STACK(上積禁止)

荷物の上に別の荷物を積まれないように伝えるためのケアマークです。
「DO NOT DOUBLE STACK」は「二段積みにしないでください」という意味で使われることもあります。
箱が潰れやすかったり、重さに弱い商品を送るときなど、重ねられたくない荷物に使います。
■ 形状保持・水濡れ・温度管理
・ DO NOT BEND(折曲厳禁)

折り曲げられると困るものに使うケアマークです。
書類や写真、ポストカードなどの薄い商品、厚紙のパッケージなど、形を保ったまま届けたいときによく使われます。
わたしは猫のおもちゃを送るときに、このケアマークを一番よく使っています。
・ KEEP DRY(水濡れ注意)

荷物が濡れないように注意を促すケアマークです。
紙製品や布、電子機器など、水に弱い商品を送るときに使います。
傘のマークが描かれていることが多いので、視覚的にも伝わりやすいですよね。
・ PROTECT FROM HEAT / SUNLIGHT(直射日光を避けて)

荷物が直射日光や高温にさらされるのを防ぐためのケアマークです。
化粧品や食品など、熱で変質しやすいものなどに使います。
屋外に置かれる可能性があるときや、暑い地域へ発送する際にも使えます。
■ 開封時の注意
・ DO NOT USE BLADES TO OPEN(刃物で開けないで)

荷物を開けるときに、カッターやはさみなどの刃物を使わないように伝えるケアマークです。
中の商品に傷がつかないようにしたいときに使います。
・ USE NO HOOK(フックを使わないで)

荷物をフックで吊り下げたり、ひっかけたりされるのを防ぐためのケアマークです。
日本ではあまり見かけませんが、海外ではフックを使って荷物を移動させることもあるため、内容物によってはこのラベルが役立つことがあります。
英語のケアマークの検索方法
もしこの記事に載っていない表記が必要な場合は、下記のようなキーワードで検索してみてください:
- “packaging symbols“
- “shipping handle stickers label“
- “handle with care stickers label“
検索結果にたくさん反映されますので、ラベルを見ればお探しのケアマークが見つかるかと思います。
まとめ:ラベルひとつでトラブルを防げるかも
取扱注意のラベルにはいろいろな種類があります。
「お客様の大切な荷物、できるだけ無事に届けたい」そんな思いを込めて、荷物の破損やトラブルを防ぐためにも、使うシーンに合わせて、ぴったりのものを選んでみてくださいね。
Hope that helps!
お役に立てれば幸いです。